所蔵史料目録データベース

【史料種別】特殊蒐書
【蒐書名】長崎唐通事何礼之関係史料
【解題】
 何礼之(が のりゆき、礼之助、1840-1923)は、天保11年(1840)に長崎で生まれ、唐通事を勤め、開国後には英語を武器に活躍した人物である。文久3年(1863)に長崎奉行支配定役格となり幕臣に取り立てられ、慶応3年(1867)には開成所教授職並に任じられている。維新後は、開成所御用掛・造幣局権判事・大阪洋学校督務などを勤めたのち、明治4年(1871)、岩倉使節団に一等書記官として参加。帰国後は、内務省の記録課翻訳事務や条約改正調査のための外務省出頭、台湾蕃地事務局御用掛などを経て、内務大書記官にまで昇進している。その後、元老院議官・勅撰貴族院議員にもなっている。
 本史料群は、文書史料351点、古写真95点、その他附属資料(箱など)4点の全450点からなり、2015年1月にご子孫の何俊郎(が としお)氏より寄贈された。史料は、文久2年(1862)から大正10年(1921)までの日記類・岩倉使節団関連史料・明治政府からの辞令原本・系譜類などからなる。古写真は、年代が判明するものでは、慶応3年(1867)〜大正12年(1923)のものがあり、何礼之の肖像写真を中心に、家族を撮影したものが多い。
 但し、本史料群の一部には、以前にマイクロフィルムで撮影されたものが東京大学社会科学研究所図書室に納められており、その段階には現存していた原物史料が散逸してしまったものも含まれている。そのため、351点のうち、32点の史料については、原本不在でマイクロフィルムによる画像データのみの公開とする。

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